僕の父ピアニスト増尾博の事

08-17,2022

皆さん、お元気ですか。

残暑お見舞い申し上げます!

先日家の古い荷物の整理をしていたら僕の父増尾博の貴重な写真が出て来ました。
左から父、その当時日本に来ていた名前が定かではないアメリカ人の男性歌手、そして江利チエミです。
きっとキングレコードで彼女のテネシーワルツをレコーディングした頃だったのでしょう。
父はきっと30歳後半頃だったんだと思います。

増尾博、お名前不詳、江利チエミ

お盆や終戦記念日という事もありこの写真を見ながら父の事を考えていたんです。
そんな時、訪れていた家で埃まみれで雑多に積んであった数冊の本の中に偶然にも歌手の笈田敏夫さんのサイン入りの自伝 ス'ワンダフル を見つけたんです。
笈田さんの事はなんとなくは知っていたので、ちょっと目を通すつもりで手に取って見てみると面白いので読み始めてしまいました。
終戦直後の東京ジャズシーンの事が書いてあり、あまり知られていない正にその頃の日本ジャズ界の歴史なのです。
興味深くてすっかり引き込まれてしまいました。
そして笈田さんと父との交流の逸話が突然出て来るのです。
ほんの少しのたわいもない内容ですがそんな事があったのかとびっくりして感激してしまいました。
存在すら知らなかったこの本、その時見つけなかったらきっと一生知らなかったてあろう父とのエピソード。
それを見つけられた事、本当に良かったなぁ、奇遇だなぁと感動しています。

だんだん忘れて行ってしまう父との思い出が再び思い起こされ、彼の存在が身近に感じられ、心温まる今日この頃なのです。

それでは又、

8/15 2022
MASUO
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