渡米50周年スペシャルライブ ! 安ますみさんの事
05-25,2021
皆さん、お元気ですか。
気がつかない間にどんどん時間が過ぎて行ってしまう様な感じの毎日ですが僕は大した問題も無く平穏に過ごしていますよ。
やっと明後日にはコロナワクチンの接種予定です。
6月には2回目の接種も出来ると思うので8月頃には一度アメリカに帰ろうと計画を建て始めています。
今日はお昼頃に岸田惠士から電話があり新井薬師方面にドライブしているとの事だったので近くの公園で会う事になりました。突然に夏が来た様な暑さでしたが日陰のベンチに座って久しぶりのデートは楽しかった。
早速渡米50周年の話しになってお互いあれから50年という月日が流れている事に唖然。ケージも僕より一年後にNew Yorkに行ったので今年で49年目という訳ですが、50年なんてアッという間ですね。
結局のところ僕達いくら時間が経っていても心は昔とちっとも変わっていないよ。
昔話に花が咲いて時間が経つのを忘れてしまいましたがケージは仕事中なので今日はそこまででお別れ。
友達は宝です。
1971年6月13日直居隆雄君と2人早朝大阪伊丹空港からアメリカに発ちました。そのままNew Yorkに住み着いてしまい、50年もの旅になってしまうなんて事はつゆ知ずに飛び立って行ったのです。
まあそんな記念日を祝す意味で6月13日にピットインで50周年のスペシャルライブを行います。
MAGATAMA を中心にゲストミュージシャン達を加えスペシャルな音楽を企画しています。
皆さん、こんな状況下ですから出来たら無理をしない様気をつけていらして下さいね。
安ますみさんの事、
大切な友人であり恩人でもあった歌手の安ますみさんがこの春亡くなってしまいました。
通称ヤッさんはいつもエネルギーいっぱいで太陽の様な明るい笑顔の本当にチャーミングで素敵な女性でした。
お別れの式の時には沢山いる彼女の友達の中でもさかのぼって一番昔から知っているのが僕だというので友人代表として挨拶をする事になりまた。
しかしよく考えてみますと僕にとって彼女の事は知っている様でまだまだ知らない事がいっぱいある不思議な存在でもあったんです。
かれこれ40年数年前にダンモ研の同級生吉田忠興君の家でのパーティーで紹介されたのが始まりですが歌手である事も後から知り毎回会う毎に彼女の凄さがジワジワと分かって来た訳です。
不思議で面白い話題でいっぱいの彼女は八方に渡る広い知識の持ち主でもありました。彼女の話を聞いているといつもへ〜っと感心のしっぱなし。
会うのは数年に一度とか時間的に総合してもそんなに長い時間を一緒に過ごして来ている訳ではないのですが、会うと即座に空白の時間を忘れて昨日の会話の続きが始まる様な僕とってはとても波長が合っていた人だったんです。
今思うに30年程前は僕が音楽やギタリストとして悩んでくすぶっていた時期だったのですが、僕の友人達は皆んなそんな僕の背中を何気無く押してサポートしてくれていたんです。
そんな仲間達の中心に居たのがヤッさんでした。
マネージャーでもないのにいろいろ仕事を作ってくれたり何かと彼女にはお世話になりっぱなしで感謝の気持ちでいっぱいでした。
歌手安ますみ。
あの小さい身体で何であんなに大きな響き渡る様な声が出せるんだろう。
ヤッさんがNew Yorkに来てBill Mays Trioとレコーディングした 数え歌。
今となっては良い思い出です。
一作品だけでも残せたのは本当に良かった。
でももっと彼女の歌声は残したかった。

Matt Wilson drums,僕,Bill Mays piano, ヤッさん,Martin Wind bass,
僕が知っている限りでは彼女は通算4回 New Yorkに来ています。
サダオさんとチンさんとのレコーディングJust Like Old Times の時。
ニッカウイスキーJim Beamのコマーシャル撮影の時。
ミヨちゃんと2人で来た時はペンシルバニアにも遊びに来てくれたね。
いつも会うと歌手安ますみを売り出そうよと彼女自身のキャリアの事をプッシュていたのが常でしたが、いつの頃からか自分の事よりも後に続く若い生徒達を育てて行く事の方に情熱を注ぐ様になっていました。
その辺りの事僕はあまり詳しくは知らないのですがPopミュージック界では彼女の指導のもと成功して行く歌手が続出したのでその世界では大御所に登りつめて行きました。
一人一人の生徒の心に音楽への情熱の火を点ける。
そんな事が彼女自身の使命になっていったのかなと思っています。
式の時にビックリしたのですがこれだけ多くの生徒がいるという事。
きっと素晴らしい先生だったんだと思います。
そしてその生徒達の中から又次々と新しい音楽の才能が生まれて来るのでしょうね。
何回か僕も参加させてもらった市ヶ谷ルーテル教会でのコンサート楽しかったね。
僕にとってヤッさんは友人として女性として人間として尊敬する数少ない人間の中の一人でした。
そんな彼女がもうこの世界にはいなんて寂しいかぎりです。
ヤッさん、ありがとう。
お疲れ様。安らかにお休み下さい。
又会いましょうね。
ご冥福を祈ります。
合掌。
5月25日2021年
MASUO
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