One Word 2020
08-16,2020
僕は元気にやっていますよ。
今日は終戦記念日なので朝からあの戦争についての番組がたくさん組まれていましたね。
全く戦争という不条理と人間の愚かさに心が重くなります。
しかし私達はあの時代に生まれてこなかったという事だけでも本当に幸せですね。
さて今回も3月中頃にこちらに来たのでもう5ヶ月になります。
このところ一身上でいろんな事が起こっています。
昨年の夏に私の母が亡くなりました。そして秋には僕のwifeの母も年老いて介護が必要になり彼女が住む西海岸の California に引越す事を決めたんです。
さすがに50年近く長年住んだ東海岸のNew YorkとPennsylvania から離れるのは大決心でした。
いっぱいある思い出、そして多くの友人達にも会えなくなる、それを思うと淋しさで心が痛みました。
しかし又全く違う場所と環境で新たに一から再出発するという興奮とワクワク感からエネルギーが湧いて来るのを感じているのも確かです。
という訳で今僕達はCalifornia に仮住まいしていますがこのコロナ状況なので最終的に何処に落ち着くのかはまだまだ分かりません。
ですのでこの春はCalifornia からこちらに来たのですが、乗る予定の飛行機が前日突然キャンセルになり慌てて同じ日の他のフライトに変更して帰って来ました。その数日後にはアメリカからの全てのフライトがキャンセルになったのでスレスレのところで入国出来たという訳だったんです。
チンさんとの一番最初の仕事をやってその後からの全ての仕事はキャンセルや延期になってしまいましたが、僕には実家の相続の事や諸々のやらなくてはならない事務がたくさん有ったので何かと忙しくしていました。
東京にいてこんなにもプライベート時間がある事はこの数十年間ほとんど無かったので人と会う事だけは出来ませんが久しぶりの東京ホリデーを楽しんでいますよ。
暑くなる前はまあ近場ですけれど自転車でそこら中を走り回ったりね。
2011年あの東日本大震災の後アメリカに帰ってから援助支援のために多くのNew York のミュージシャンや諸関係者に協力してもらって One Word という曲をレコーディングして募金を募るプロジェクトをやりました。
今回西松さんからの提案でこの状況の中その第2弾をやろうという計画が発足したんです。先ずは Pit Inn でのライブレコーディングとビデオ撮影を計画したのですが Pit Inn もなかなかお店を開けられなくて一旦その計画は流れてしまいました。
そんな時に西松さんが芸術文化活動支援事業 「アートにエールを! 東京プロジェクト」募集に個人登録して応募してくれてそれが見事に合格。予算が少し出る事になったんです。
作ったものを納めるまでに決められた期限があるので先ずは自分一人で作ろうと思い立ちました。
茅場町にある西松さんの会社にはスタジオがあります。普段は音楽スタジオではないのですが早速試しにナイロンストリングギターだけでレコーディングを始めてみました。
レコーディングエンジニアをやってくれたのは50年前に僕がサダオさんのバンドでやっていた時のバンドボーイだった大橋健慈君。
彼もちょうどこの春に本業だった学校の先生をリタイアーして次の道を模索しているところだったので良いタイミングで又繋がったんです。
西松さんのスタジオはバッチリでした。これからは本格的に音楽のレコーディングスタジオとしても活用されて行く事でしょう。
最初は一人で始めたレコーディングでしたが結局は皆んなに協力してもらって後から海老原淳子のコーラス、落合康介のベース、北井誉人のパーカッションを追加、僕はエレキギターも弾いています。
One Word 2020 として近いうちに皆さんにお聞かせする予定で只今最後の仕上げ頑張っています。
先ずは少人数版ですが後にはこれを基にしてもっと大人数バージョンも作ろうと思っています。
皆さん、この暑さの中無理をしない様体には気を付けて下さい。
そしてまだまだくれぐれも感染しない様に気をつけましょうね。
それでは又、
8月15日 2020年
MASUO
※ Facebookの録音風景写真もご覧ください!
※ 西松氏もこのプロジェクトについてFacebookに詳しく書かれています。是非お読みください。