無題(春のツアーについてなど)
02-27,2014
こちらはいつになく雪の多い厳しい冬ですっかり雪に埋れていますが僕は相変わらずですよ。
写真です。すごい量の雪でしょう。

雪かきが来て雪が溜まっているところは3mぐらいの高さです

Winter Wonderland

つらら

ネコさんもビックリ

恐々外へ

ネコさんの行列

My guitar !
今回はカリフォルニアにいるShirleyのお母さんの90歳の誕生日を祝ってから日本に行く事にしたのでカリフォルニア経由で日本に飛びます。
僕の心の中では今回の日本ツアーは又新しい出発点からの出発だと思っています。
Power Spotを始めて3年目。今回はメンバーを一新してのスタートですがこの2年間の積み重ねがあるので自分の目指している物やメンバーから欲しいものが明確に分かっています。僕のペースで進んでいるのでユックリでもどかしく感じる方々もいると思うのですが一歩一歩確実に進んで行く... それが僕のテンポなんです。
新メンバーのドラムの北井君とオリンピックフィギュアスケートの羽生選手が年が二人とも19歳という事もあり重なって感じてしまいます。二人とも何か今までの日本人というイメージから外れた若者の新鮮な何かを感じますね。
昨年ピットインで始めて彼と演奏した時に北井君との経緯などは後ほど話します... っと自分でアナウンスしておきながらスッカリ忘れてしまって結局それっきりなので、まあもう知っていると思いますが僕からの正式な説明を書いておきます。
日本で演奏する事が多くなったので誰か共演したいミュージシャンの事をいつも考えています。昨年の秋ピットインで一日誰かとセッションバンドを組もうと考えた時にドラムの神保彰君を考えました。彼とは一度も一緒に演奏した事はありませんが、その昔Jan Hammerと日本のツアーをした時に日比谷の野音でカシオペアとTwo Band でのコンサートがありました。その時に知り合った訳なんです。その以後彼がニューヨークに来た時にも会ったりしましたね。
友達に彼のメールアドレスを見つけてもらって連絡しました。しかし彼は南米に演奏旅行に行くスケジュールがすでに入っていたのでその日は出来なかったのですが、もしよかったら僕の生徒の一人に優れたのがいるので一度彼をトライしてみたらどうですか、という返事が来たのです。
そんな経緯でピットインのセッションになり、あの時が北井君始めての人前での演奏になった訳です。
僕は彼の長い手足から(笑)出てくるきれいでうるさくないドラムの音と、しなやかなリズム感が気に入っているんです。まだ人との演奏経験がゼロなので一人の演奏者としてはまだまだといえば全くまだまだなのですが、彼にも伝えてあります。気持ち良いリズムだけでも出してくれたら先ずは合格です。
バカボン鈴木さんとはジロキチで一二回一緒に演奏した事があります。最後に会ったのはあのベースの岡田君の故郷城辺での南レクJazzフェスの時ですからもう9年前になります。彼は坂田明さんのバンドのメンバーでした。たまたま食事の時に彼がテーブル越しに座っていたので色々話す機会があったのです。ミュージシャンになる前にお坊さんになる学校に行っていたとの事。お坊さんを目指していた人がバカボン鈴木なんて名前に改名してミュージシャンをやってるなんてそれはそれは深い経緯があるんだろうなと勝手に想像していました。
今回誰か新しいベーシストの事を考えているとある日ポッカリと音がする様に彼の事を思い出したんです。
最近は自分の求めているミュージシャンに対しての好みの事が少し分かってきました。普通に小さくまとまっているのはNGなんです。カナちゃんの様に有り余る才能が八方破れだし、淳子さんの歌も形にはまっていないのが気に入っている訳で要するにこれからの可能性の方に懸けているんです。だからそんなものを北井君やバカボンさんにも感じているんだと思います。
日本に行ったら早速この新メンバーでリハーサルですが、どんな音が出るんだか本当に楽しみです。ミュージシャン冥利につきますね。
今度の二回目のPower Spotの演奏旅行も楽しみです。今回は全く新しい仕事が三カ所あります。
先ず一番最初の平松内科クリニックでのコンサート。2011年にチンさんとツアーしている時にBass Talk のバンドに僕がゲストで入って岡崎市のYAHAGI JAZZ NIGHTに出演したんです。その時に主催者であった杉浦さんと知り合いました。その杉浦さんが作ってくれた仕事なんです。
昨年秋淳子さんと四日市市のクラブガリバーに出演した時にお客さんで来ていた花崎さんが彼の住んでいる津市にあるParadoxをブックしてくれました。始めてお会いした方だったのですよ。
このところいつも大阪はMr Kelly's に出演していましたが今回は始めてazulに出演します。その同じ昨年の秋に淳子さんと芦屋のLeft Aloneに出演した時にお客さんで来ていた鍛治さんに始めてお会いしました。彼女がazulのマネージャーだったのです。
僕はマネージャーがいませんからちょっとでも仕事の可能性があるとその場で直ぐに話を始めて来年の春にツアーを組もうとしてる事等を相手に伝えるのです。その後はメールでコミュニケート。メールだけでも一度実際に会って顔も覚えているので心が通じて事がとてもスムースに進みます。
この様に一人一人の人との出会いが仕事にもつながって行くんです。人は皆一人一人がスペシャルですね。僕もこうやって又日本で自分のミュージシャンとしての自分の世界を確立しようと頑張っていますが人との輪を広げる事の大切さ素晴らしさをつくづく感じていますよ。
それでは皆さん、See you soon !
2月27日 2014年
MASUO
●増尾好秋 Power Spot ツアー日程は、こちらのNewsページをご覧ください
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COMMENT
毎月のように杉並公会堂へ駆けつけたものです。懐かしい。お元気で優雅に活躍して下さい。
川崎燎さんは、私の知るかぎりはエストニア在住で、たま~に日本に演奏にいらっしゃるようです。
直居さんは、最近ちょくちょく増尾さんと演奏していますよ。ただ、今度の4月8日には横浜Jazz isで二人のデュオ演奏の予定だったのですが、急病で出演できなくなってしまいました。4月26日鎌倉ダフネでも直居さんが演奏できるのかどうか、現時点ではまだわかりません。とにかく、また回復されると思います。
ライブの予約をしてくださったとのこと、ありがとうございます。増尾さんは二十数年間ほどニューヨークのスタジオでの仕事が中心になってしまっていましたが、5年ほど前から演奏活動をメインに戻して日本でも春と秋に精力的に演奏しています。今後ともよろしくお願いします。