Wes Montgomery 生誕100年記念番組

03-06,2023

皆さん、
お元気ですか。
今日3月6日はウエスモンゴメリーの誕生日で生誕100年の記念日になります。
ギタリストの小泉清人さんが見つけて僕に送ってくれたアメリカのPBSというパブリックテレビ局で先月放映された番組です。
とても興味深く貴重な番組なので是非皆さんにも見ていただきたいと思いこのwebsiteに掲載をお願いしました。
2/26に放映されたそうで3/26まで自由に閲覧できます。

> https://www.pbs.org/video/wes-bound-the-genius-of-wes-montgomery-membership-ldhivm/

3/05 2023
MASUO

僕の父ピアニスト増尾博の事

08-17,2022

皆さん、お元気ですか。

残暑お見舞い申し上げます!

先日家の古い荷物の整理をしていたら僕の父増尾博の貴重な写真が出て来ました。
左から父、その当時日本に来ていた名前が定かではないアメリカ人の男性歌手、そして江利チエミです。
きっとキングレコードで彼女のテネシーワルツをレコーディングした頃だったのでしょう。
父はきっと30歳後半頃だったんだと思います。

増尾博、お名前不詳、江利チエミ

お盆や終戦記念日という事もありこの写真を見ながら父の事を考えていたんです。
そんな時、訪れていた家で埃まみれで雑多に積んであった数冊の本の中に偶然にも歌手の笈田敏夫さんのサイン入りの自伝 ス'ワンダフル を見つけたんです。
笈田さんの事はなんとなくは知っていたので、ちょっと目を通すつもりで手に取って見てみると面白いので読み始めてしまいました。
終戦直後の東京ジャズシーンの事が書いてあり、あまり知られていない正にその頃の日本ジャズ界の歴史なのです。
興味深くてすっかり引き込まれてしまいました。
そして笈田さんと父との交流の逸話が突然出て来るのです。
ほんの少しのたわいもない内容ですがそんな事があったのかとびっくりして感激してしまいました。
存在すら知らなかったこの本、その時見つけなかったらきっと一生知らなかったてあろう父とのエピソード。
それを見つけられた事、本当に良かったなぁ、奇遇だなぁと感動しています。

だんだん忘れて行ってしまう父との思い出が再び思い起こされ、彼の存在が身近に感じられ、心温まる今日この頃なのです。

それでは又、

8/15 2022
MASUO

中間報告

07-21,2022

皆さん、
いかがお過ごしですか。
お見舞い応援メッセージ等ありがとうございます。
心配かけてしまって本当に申し訳ありません。
僕の症状はその以後も喉の痛みだけで熱もなく大丈夫ですよ。
喉の痛みが始まったのが 7/15 Dolphy の翌日から、誰にもうつしていない事をただただ祈っています。

今朝始めて病院で診察してもらいました。
各々の症状にもよりますが僕の様な場合基本発症日の翌日から10日間の自宅療養と隔離です。
今日から薬を飲み始めています。
僕のこれからの経過具合にもよりますが今月末頃には復活出来る予定です。

それでは又、
MASUO

※ その後、指定された10日間の隔離期間を経て、再度PCR検査を受けて陰性となり、7月27日から演奏に復帰しています。

感染してしまいました

07-19,2022

皆さん、
今日(*18日)PCR検査結果通知が届き陽性になってしまいました。
先週の土曜日に喉の痛みが始まりました。
実はその2日まえの木曜日にPCR検査を受けてそれは陰性でしたが今回は1番典型的な症状が出たので日曜日に早速2回目のPCR検査を受けに行きました。
今のところ喉の痛みだけで熱もないし生活に支障はありませんが僕も正真正銘の後期高齢者なので危ないグループです、甘く見ずに細心の注意を払って速やかな回復を目指しますからどうか安心して下さいね。

という訳で残念ながら予定されていた仕事はしばらくの間キャンセルです。

自宅隔離生活が始まりますが経過は又追って連絡いたします。

取り急ぎ、それでは又
MASUO


(*日付けが19日に変わったばかりの1時台にメールで受け取りました。
今日とあるのは18日のことです)

昨夜はありがとう。Life Is Good !

06-15,2021


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左から順に:永武幹子(p), 海老原淳子(vo), 榊原太郎(b), 増尾好秋(g,vo), 北井誉人(ds); Special horn section:芹澤 朋(ts),加納奈実(as),佐瀬悠輔(tp),治田七海(tb).
2021年6月13日増尾好秋渡米50周年記念日ライブ@新宿PIT INN(写真は管理人が挿入)


昨夜はお疲れ様。
ミュージシャンの皆さん、スタッフの方々、そしてこんな状況下なのにこの日の演奏を聞きに来てくれた方々に感謝です。
僕にとっては大切に心の中にしまっておいた大切なあの日の事を思いながらの一生に一度しか来ない50周年記念日ライブでしたがステージの上は今を生きている若者達のエネルギーに満ちあふれていてそんな感傷にひたっているひまはありませんでした。
そうです、大忙しで大変でしたが又楽しくいつまでも思い出に残る素晴らしい一日になりましたよ。
ありがとうございました。

同級生の訃報連絡が来る様になった昨今、僕も年齢的にはそういう時期に来ているのが現実なのですが. . . つくづく思います。
自分の好きな事をやって生きている僕は幸せ者です。
そして何と言っても今でもこうやって相変わらず元気でギターを弾いて楽しんで音楽に挑戦している幸せを昨夜はしみじみとかみしめていました。
音楽に対する情熱の火が今の方が50年前よりもさらにさらに強く燃えているのを感じています。
この素晴らしい人生、そして音楽との旅はまだまだ続きますね。


一仕事が終わりホッとして起きた今朝のニュースではいよいよ梅雨入りとの事。
気になっていた家の周りの木々の枝等の伐採を雨になる前に済ましておきたかったので早速始めました。
ご近所ではこの時期になると僕がやるこの伐採が恒例になっていて大変ですね〜、スッキリしますね〜、怪我しない様に〜、と通りがかりの皆さんが楽しそうに声をかけてくれて何となく近所が華やかになるんです。
切るだけなら良いのですがその後一本づつ細かく切りながらゴミ袋に入れる作業の方が大変なんですが、、、実はこういう事をやるのが好きなので嬉々としてやっている訳なのです。
僕は田舎暮らしを長年やっていますから扱って来た量が桁違いに多かったのでこれぐらいの量はチョチョイのチョイなのです。
でも終わると夜の9時を周っていました。
何と充実感のある事なのでしょう。雨が降る前に出来た!
こういうシンプルな事に満足感や幸福感を感じられる今の
自分にいいね👍 をあげます。

という訳で今日も Life Is Good !

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6月14日 2021 年
MASUO

渡米50周年スペシャルライブ ! 安ますみさんの事

05-25,2021

渡米50周年スペシャルライブ!

皆さん、お元気ですか。
気がつかない間にどんどん時間が過ぎて行ってしまう様な感じの毎日ですが僕は大した問題も無く平穏に過ごしていますよ。
やっと明後日にはコロナワクチンの接種予定です。
6月には2回目の接種も出来ると思うので8月頃には一度アメリカに帰ろうと計画を建て始めています。

今日はお昼頃に岸田惠士から電話があり新井薬師方面にドライブしているとの事だったので近くの公園で会う事になりました。突然に夏が来た様な暑さでしたが日陰のベンチに座って久しぶりのデートは楽しかった。
早速渡米50周年の話しになってお互いあれから50年という月日が流れている事に唖然。ケージも僕より一年後にNew Yorkに行ったので今年で49年目という訳ですが、50年なんてアッという間ですね。
結局のところ僕達いくら時間が経っていても心は昔とちっとも変わっていないよ。
昔話に花が咲いて時間が経つのを忘れてしまいましたがケージは仕事中なので今日はそこまででお別れ。
友達は宝です。

1971年6月13日直居隆雄君と2人早朝大阪伊丹空港からアメリカに発ちました。そのままNew Yorkに住み着いてしまい、50年もの旅になってしまうなんて事はつゆ知ずに飛び立って行ったのです。
まあそんな記念日を祝す意味で6月13日にピットインで50周年のスペシャルライブを行います。
MAGATAMA を中心にゲストミュージシャン達を加えスペシャルな音楽を企画しています。
皆さん、こんな状況下ですから出来たら無理をしない様気をつけていらして下さいね。


安ますみさんの事、

大切な友人であり恩人でもあった歌手の安ますみさんがこの春亡くなってしまいました。
通称ヤッさんはいつもエネルギーいっぱいで太陽の様な明るい笑顔の本当にチャーミングで素敵な女性でした。

お別れの式の時には沢山いる彼女の友達の中でもさかのぼって一番昔から知っているのが僕だというので友人代表として挨拶をする事になりまた。
しかしよく考えてみますと僕にとって彼女の事は知っている様でまだまだ知らない事がいっぱいある不思議な存在でもあったんです。
かれこれ40年数年前にダンモ研の同級生吉田忠興君の家でのパーティーで紹介されたのが始まりですが歌手である事も後から知り毎回会う毎に彼女の凄さがジワジワと分かって来た訳です。
不思議で面白い話題でいっぱいの彼女は八方に渡る広い知識の持ち主でもありました。彼女の話を聞いているといつもへ〜っと感心のしっぱなし。
会うのは数年に一度とか時間的に総合してもそんなに長い時間を一緒に過ごして来ている訳ではないのですが、会うと即座に空白の時間を忘れて昨日の会話の続きが始まる様な僕とってはとても波長が合っていた人だったんです。

今思うに30年程前は僕が音楽やギタリストとして悩んでくすぶっていた時期だったのですが、僕の友人達は皆んなそんな僕の背中を何気無く押してサポートしてくれていたんです。
そんな仲間達の中心に居たのがヤッさんでした。
マネージャーでもないのにいろいろ仕事を作ってくれたり何かと彼女にはお世話になりっぱなしで感謝の気持ちでいっぱいでした。

歌手安ますみ。
あの小さい身体で何であんなに大きな響き渡る様な声が出せるんだろう。
ヤッさんがNew Yorkに来てBill Mays Trioとレコーディングした 数え歌。
今となっては良い思い出です。
一作品だけでも残せたのは本当に良かった。
でももっと彼女の歌声は残したかった。
with Masumi Yasu at the Studio
Matt Wilson drums,僕,Bill Mays piano, ヤッさん,Martin Wind bass,

僕が知っている限りでは彼女は通算4回 New Yorkに来ています。
サダオさんとチンさんとのレコーディングJust Like Old Times の時。
ニッカウイスキーJim Beamのコマーシャル撮影の時。
ミヨちゃんと2人で来た時はペンシルバニアにも遊びに来てくれたね。

いつも会うと歌手安ますみを売り出そうよと彼女自身のキャリアの事をプッシュていたのが常でしたが、いつの頃からか自分の事よりも後に続く若い生徒達を育てて行く事の方に情熱を注ぐ様になっていました。
その辺りの事僕はあまり詳しくは知らないのですがPopミュージック界では彼女の指導のもと成功して行く歌手が続出したのでその世界では大御所に登りつめて行きました。
一人一人の生徒の心に音楽への情熱の火を点ける。
そんな事が彼女自身の使命になっていったのかなと思っています。
式の時にビックリしたのですがこれだけ多くの生徒がいるという事。
きっと素晴らしい先生だったんだと思います。
そしてその生徒達の中から又次々と新しい音楽の才能が生まれて来るのでしょうね。

何回か僕も参加させてもらった市ヶ谷ルーテル教会でのコンサート楽しかったね。
僕にとってヤッさんは友人として女性として人間として尊敬する数少ない人間の中の一人でした。
そんな彼女がもうこの世界にはいなんて寂しいかぎりです。

ヤッさん、ありがとう。
お疲れ様。安らかにお休み下さい。
又会いましょうね。
ご冥福を祈ります。
合掌。

5月25日2021年
MASUO

お知らせ !

02-16,2021

皆さん、
昨年の11月ピットインにてライブ収録された2曲が東京都のプログラム 「アート にエールを!東京プロジェクト(ステージ型)」 の作品としてサイトに上がり ました。

アートにエールを!東京プロジェクト(ステージ型)
https://cfa-stage.jp/movie/ ※「新着動画」からご覧になれます。
「アートにエールを!東京プロジェクト」 は、このコロナ状況下の音楽を始め 諸アート分野に関する関係者一同を支援援助するという東京都が発案した素晴ら しいプログラムです。
一般応募により選ばれた人々に一定の援助金が支給され、各々がそれを使い作品 を作りアーティストならではのアングルから、閉塞感がある今のこの世界の窓を 開放して清風を送り込む様な人々の心の為になる事をやって下さい。という素敵 な考えがある何とも粋なプログラムなんです。
どなたがそのアイデアを考えたのでしょうね。
その方々に大拍手喝采そして感謝です。👏

滅多にない特別な機会なので MAGATAMA を中心に、普段出来ない大人数で演奏する場を設けようと決めていました。
これだけの人数のミュージシャンを一堂に集めるのは一苦労でしたが、何とか ピットインの昼の部と夜の部の間の1時間半という時間を使って皆さんに集まっ ていただいてのジャムセッション。
一曲目の新曲 October Surprise にはどちらかといえば僕の年齢に近いベテラン ミュージシャン、そして二曲目の One Word 2020 には若手のミュージシャンを 起用、2011年ニューヨークで制作された東日本大震災復興支援のための曲です が、今現在の状況にもフィットする曲だと思いました。

コロナ禍で疲弊している世の中を元気づけるために、ベテランと若手Jazz ミュージシャン達が集まって実現したスペシャルライブ、僕にとって忘れられな い貴重な瞬間になりました。
近年頓に存在感が薄くなって来ていると感じるジャズ界。
今回の座長として、こんな時だからこそ少しでもこうやって世の中に発信して行 く事に意義を感じています。

Special Thanks です。
MAGATAMA のメンバー、スペシャルゲストミュージシャンの皆さん、野力奏一 (Horn Arrangement for 「October Surprise」)、赤羽壮介/赤羽つかさ(Still Photo)、ビデオ撮影班及び編集スタッフ、ピットインミュージックスタッフ、レコーディングエンジニア菊地昭紀。レコーディング&ミックスエンジニア大橋健慈、メディアスタイリスト、Website 海野和子、

アートにエールを につなげてくれた深田貴美子、西松幸一の両氏。

ありがとうございました。

皆さんが楽しんでいただけたら嬉しく思います。
それでは又、
増尾好秋


アートにエールを! ステージ型 『 One Word 2020』
PIT INN にて 2020.11.20 収録 +追加収録
動画 URL: https://youtu.be/hgK39mn6iZE

 

新年の挨拶 & 海野君からのメッセージ

01-04,2021

皆さん、
新年明けましておめでとうございます。
昨年の2020年は今までに経験した事がない、類を見ない年でしたね。
しかしそんな状況下春からずっと日本に居続けて演奏もし続ける事が出来た僕に
とっては音楽面ではとても生産的な充実した日々となりました。
昨年11月にピットインでレコーディングした「アートにエールをステージ型」
のプロジェクト2曲がもうすぐ出来上がりますので楽しみにしていて下さいね。

昨年秋に始めた海野雅威君支援に全国皆さんにご協力賛同していただいて本当に
感謝しています。
皆さんがサインしていただいた名簿とともに12月現時点での合計支援金 367,500
円の振込をさせていただきました。

実は海野君数週間前から一時帰国しています。
海野君からのメッセージが届いていますのでご報告したいと思います。

それでは2021年素晴らしい年になりますように。

MASUO


--- 海野雅威さんからのメッセージ ---
新年明けましておめでとうございます。
お振込と名簿ファイルを確認させて頂き出来ました。
ありがとうございます!

増尾さんが全国各地、行く先々のライブで支援を呼びかけていてくださった事、
そもそも西松さんのアイディアにより始まった事、
ライブハウスで取り置きをしてくださったお店もあった事でしょう。
大変な時代にも関わらず、みなさま、お一人お一人の温かい想いが伝わってきて
心から感動、感謝しております。

ニューヨークでは週3回リハビリに通っています。
今後は心理的外傷の治療で、心療内科通院も加わります。
みなさまの愛、温かいご支援が大きな希望の光になっています。
必ずまたステージに立てる日が来る事を信じ、
みなさんと共にOne Word持って生きていきたいと思います。

本年もよろしくお願い致します。

海野

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