海野雅威 支援CD
10-06,2020
いかがお過ごしでしょうか。
もうすっかり秋の気配がしていますね。
この日曜日仕事場で来ていたお客さんから New York 在住のピアニスト海野君が暴漢に襲われたニュースを知りました。
すでに支援の輪が広がっていますね。
僕達も何か少しでも手助けが出来ないかと模索している中、西松氏から素晴らしいアイデアが産まれました。
2011年に東日本震災支援として New York で録音した曲 One Word を再度CDにしてその利益を全て海野君の支援にまわす計画です。
実は海野君もその中で演奏に参加してくれたミュージシャンの一人だったんです。
新しくレコーディングした One Word 2020 CD は明日10/07 MAGATAMA で 吉祥寺SOMETIME に出演する折に店で発売する予定になっていましたので急遽 One Word 2011 を海野雅威 支援CD として同時に発売する事にいたしました。
奇しくも同じ曲を同時に発売する事になりましたがいろんな意味でこの2曲は全く違うバージョンになっているのでその対比も面白く聴いていただけると思います。
両CD共に1000円で販売いたしますのでよろしくお願いいたしますね。
それでは又、
2020年 10月6日
MASUO
※ 『One Word』CD販売サイトが開設されました (2020.10.20) 。
『One Word 2020』と『One Word 2011』(海野雅威支援) 、いずれも CD-R で 1枚 1000円、送料無料です。


One Word 2020
08-16,2020
僕は元気にやっていますよ。
今日は終戦記念日なので朝からあの戦争についての番組がたくさん組まれていましたね。
全く戦争という不条理と人間の愚かさに心が重くなります。
しかし私達はあの時代に生まれてこなかったという事だけでも本当に幸せですね。
さて今回も3月中頃にこちらに来たのでもう5ヶ月になります。
このところ一身上でいろんな事が起こっています。
昨年の夏に私の母が亡くなりました。そして秋には僕のwifeの母も年老いて介護が必要になり彼女が住む西海岸の California に引越す事を決めたんです。
さすがに50年近く長年住んだ東海岸のNew YorkとPennsylvania から離れるのは大決心でした。
いっぱいある思い出、そして多くの友人達にも会えなくなる、それを思うと淋しさで心が痛みました。
しかし又全く違う場所と環境で新たに一から再出発するという興奮とワクワク感からエネルギーが湧いて来るのを感じているのも確かです。
という訳で今僕達はCalifornia に仮住まいしていますがこのコロナ状況なので最終的に何処に落ち着くのかはまだまだ分かりません。
ですのでこの春はCalifornia からこちらに来たのですが、乗る予定の飛行機が前日突然キャンセルになり慌てて同じ日の他のフライトに変更して帰って来ました。その数日後にはアメリカからの全てのフライトがキャンセルになったのでスレスレのところで入国出来たという訳だったんです。
チンさんとの一番最初の仕事をやってその後からの全ての仕事はキャンセルや延期になってしまいましたが、僕には実家の相続の事や諸々のやらなくてはならない事務がたくさん有ったので何かと忙しくしていました。
東京にいてこんなにもプライベート時間がある事はこの数十年間ほとんど無かったので人と会う事だけは出来ませんが久しぶりの東京ホリデーを楽しんでいますよ。
暑くなる前はまあ近場ですけれど自転車でそこら中を走り回ったりね。
2011年あの東日本大震災の後アメリカに帰ってから援助支援のために多くのNew York のミュージシャンや諸関係者に協力してもらって One Word という曲をレコーディングして募金を募るプロジェクトをやりました。
今回西松さんからの提案でこの状況の中その第2弾をやろうという計画が発足したんです。先ずは Pit Inn でのライブレコーディングとビデオ撮影を計画したのですが Pit Inn もなかなかお店を開けられなくて一旦その計画は流れてしまいました。
そんな時に西松さんが芸術文化活動支援事業 「アートにエールを! 東京プロジェクト」募集に個人登録して応募してくれてそれが見事に合格。予算が少し出る事になったんです。
作ったものを納めるまでに決められた期限があるので先ずは自分一人で作ろうと思い立ちました。
茅場町にある西松さんの会社にはスタジオがあります。普段は音楽スタジオではないのですが早速試しにナイロンストリングギターだけでレコーディングを始めてみました。
レコーディングエンジニアをやってくれたのは50年前に僕がサダオさんのバンドでやっていた時のバンドボーイだった大橋健慈君。
彼もちょうどこの春に本業だった学校の先生をリタイアーして次の道を模索しているところだったので良いタイミングで又繋がったんです。
西松さんのスタジオはバッチリでした。これからは本格的に音楽のレコーディングスタジオとしても活用されて行く事でしょう。
最初は一人で始めたレコーディングでしたが結局は皆んなに協力してもらって後から海老原淳子のコーラス、落合康介のベース、北井誉人のパーカッションを追加、僕はエレキギターも弾いています。
One Word 2020 として近いうちに皆さんにお聞かせする予定で只今最後の仕上げ頑張っています。
先ずは少人数版ですが後にはこれを基にしてもっと大人数バージョンも作ろうと思っています。
皆さん、この暑さの中無理をしない様体には気を付けて下さい。
そしてまだまだくれぐれも感染しない様に気をつけましょうね。
それでは又、
8月15日 2020年
MASUO
※ Facebookの録音風景写真もご覧ください!
※ 西松氏もこのプロジェクトについてFacebookに詳しく書かれています。是非お読みください。
帰って来ました
03-19,2020
皆さん、
お久しぶりです。
お元気ですか。
僕は無事日本に帰って来ました。
世界中が本当に大変な事になってしまいましたね。
今回はこの様な状況ですがお店がキャンセルしない限り予定どおりに出演するつもりです。
先ずは来週の新宿 Polka Dots からスタートですね。
しかし皆さんにはくれぐれも無理をなさらない様よろしくお願いいたします。
一刻でも早く収まってくれる事を祈ります。
それでは、
MASUO
8月21日
08-22,2019
僕は相変わらずですよ。
日本は連日の猛暑のピークは過ぎた様ですがまだまだ暑そうで大変ですね。
こちらはもう朝晩になると涼しくて夏の終わりを感じています。
母が亡くなりました。
早いもので今日でちょうど2ヶ月になります。
96歳だったので天命を全うしたという事ですが、別れは辛いです。
心の準備は出来ていたつもりでしたが寂しいかぎりです。
ペンシルベニアの家には今三つの風鈴が吊るしてあります。
その一つが形見になった母が持って来てくれた水沢の風鈴。
チリンチリンと鳴る音を聞いていると知らずと心の中で母と会話している時があり、忘れかけていたいろんな思いが次から次へと記憶の中を巡り、そんな時は久しく感じていなかった長い時の流れを強く感じています。
海外生活の方が長かった僕ですがこの10年間は日本に行く事が多くなったので一緒に過ごせる時間が多くなったのでそれだけは本当に良かったなと思っています。
皆さんも同じだと思います。両親に思う気持ちはただただ感謝のみですね。
供養のためにもさらにがんばります。
早いもので又日本に行く日が近づいています。
今回もどんな旅になるのでしょうか。
旅に出る前はいつも気持ちが高ぶってワクワクしています。
皆さんに又会えるのもとても楽しみにしていますよ。
この秋からMAGATAMA のベーシスト変更を決心しました。
先ずは数人の違うベーシスト達をトライする予定です。
塩田君にはMAGATAMA が発足した時からレギュラーベーシストして参加していただいていましたがこの3年間本当にありがとうございました。
MAGATAMA も又違う方向に向かって進んで行くことになります。
一昨日は久し振りにピアニストのBill Maysとリハーサルをしていました。
9/27 の一晩だけ彼と六本木の Keystone Club Tokyoで演奏する事になったからです。
彼の今回の来日は仕事ではなく日本に行った事がない奥さんを連れての旅行なのですが、久しびりの来日ですしその時期に僕も東京にいるのでせっかくですので1つだけ仕事を作る事にしました。
彼は滅多に日本では聞けるミュージシャンではないのでピアノファンの方々は是非いらして下さいね。
若い人達は全く知らない様ですが先週8/15はWoodstock 50th Anniversary だったんですよ。あれからもう50年も経ったんですね。
まさに 光陰矢の如し。
1970年にサダオさんのバンドで始めて海外ツアーに出た時にパリで Woodstock コンサートのドキュメンタリー映画のロードショーを皆んなで見に行ったのを昨日の事の様に覚えています。
スイスのMontreux Jazz Festivalsではそれまで知らなかったSantanaを始めて聞いたし僕達も皆髪の毛を長くしてヒッピー全盛期、青春真っ只中でした。
ニュースです。
先週こちらペンシルベニアのローカルラジオWJFFRADIOの番組 Living Jazz に出演しました。
2時間のトーク番組でThane Petersonという方がホストです。
もし興味のある方は、
archive.wjffradio.org
に行きChoose Showを選び、そしてLiving Jazz (Friday, August 16, 2019 12:00 pm のほう) を選べば番組を聞けますよ。
アーカイブなので他のミュージシャンの番組もたくさん入っています。
僕が出演した日はAugust 16, 2019 12:00 pmからの番組です。
それでは皆さん又お会いしましょう。
8月21日 2019年
MASUO
ツアー2日目
06-05,2019
今日は奥平真吾Band の2日目、黒磯から車で480km富山県の高岡に来ました。
出演する Cafe Navi に到着したのですがマスターがいなくて待ちぼうけ。
でも気持ちいい天気。全員楽しく旅をしていますよ。
僕のケージにもらったTシャツが目立つね。
それでは又、
MASUO
6月4日 2019年

増尾好秋(Gt), 奥平真吾(Ds), 堀秀彰(Pf), 古木佳祐(B)
Tony Marino
03-16,2019
ペンシルバニアに住むベーシストTony Marinoがドライブ中の事故で大ケガをしてしまいました。6週間もの入院との事です。
Tonyは同じくペンシルバニアに住むサックスのDave Liebman のバンドのレギュラーベーシストとして著名ですが海老原淳子の一枚目のアルバムWithout Youやあの東北震災の時の援助プロジェクトのOne Wordにもリズムセクションとして参加して頂いた素晴らしいミュージシャンです。
援助カンパを募っていますのでもし関心のある方は下に付けましたLinkに行ってみて下さいね。
よろしくお願いします。
MASUO
[ud-network] Can you help a jazz musician in need?
Please help if you can. Thanks.
Thane Peterson

Can you help? Our bassist Tony Marino was in a terrible car accident a few days ago while visiting his daughter in western Pennsylvania. He broke his wrist, along with his sternum and a number of ribs. His Toyota was totaled. He will be out of commission for six weeks or so.
As you may know, Tony makes his living by playing the bass. He is a wonderful friend and a profoundly creative musician, and this is a devastating situation. We are hopeful that many of our friends can provide some financial assistance to get him through this terrible time.
Gene Perla has set up a donation page to assist Tony and his family with expenses and lost income. Can you join us in helping this wonderful musician? Here is the link to donate: http://perla.org/tony/
Thank you for considering this appeal!
__._,_.___
Posted by: <thane33@aol.com>
3本のギター
03-15,2019
又日本に行く日が近づいています。
楽しみにしていますよ。
3ヶ月という期間は長い様で短いですね。
出発する時は何時もの事でだいぶ慣れてはいるのですが、新しい冒険が始まるワクワク感と同時に又しばらく住み慣れた巣を離れるさみしさもあるので心の中はいろんな感情でいっぱいです。

#1 夏ギター #2 冬ギター #3 春秋ギター
3本のギター
昨年の秋日本から帰って来る直前にしばらく音信が無かった昔からの知り合い大阪の山本淳二君からメールが入りました。
ギターを自分で製作する事を決心して今試験的に作っているのでその楽器を試しに僕が弾いて僕の意見感想等を聞かせてほしいのですが... という内容でした。
山本君と出会ったのは僕が一連のエレクトリックバードのアルバムを作っている頃になります。
ギターと音楽を愛する好青年でした。
まめに手紙を書いてくれていろんな質問や自分の曲を演奏して録音したカセットテープを送ってくれたり、ニューヨークまで来て会ったりもしました。
東京に出て行って小西徹さんにも師事していたそうですが30歳になってプロになるのは諦めて大阪に戻り今のモノづくりのプログラムの仕事を始めたそうです。
そして月日が経ち60歳を手前にして長年の夢を叶うべくギター作りも始めた訳なのです。
その山本君が自分でギターを作り始めたという事なので興味深々で二つ返事で引き受ける事にしましたが、一旦入り込むとそれはそれは内容の深い事で、これは完全にチームワークである事に気がつきました。
計らずもこの冬は送られて来たこの3本のギターと毎日を過ごす日々となりました。
僕は極端に言うと気に入ったギターが一本あればそれだけで他には興味を持たないタイプなので今回の様に同じ様な楽器三本を弾き比べるという僕としては今までやった事がない全く新しい経験をさせてもらって山本君には感謝しています。
ブランド名をazucar (スパニッシュで砂糖という意味)と命名されたこのギターはGibsonのByrdlandタイプのショートスケールのフルアコのギターです。
こちらに3度に別けて別々に送られて来たギターは Shirleyがその様に呼び始めたので #1 が夏ギター、#2 冬ギター、#3 春秋ギターと僕達は呼んでいます。
一本づつ微妙にピックアップや作りに違いがあり今のところの僕のフェイバリットは#2 冬ギターです。
デリケートで優しい音がしていて本当に素晴らしい楽器だと思います。
この楽器を弾く事によって僕が最近忘れていた自分の一部を又感じさせてもらっています。
そして改めてギターという楽器の持つ音の深さを再発見ですね。
このギターを弾いていると自分で最近はあまりやっていなかった演奏上の方向や可能性というか、面白さみたいな物を再び感じさせてもらって僕の音楽の中に新たな閃きや情熱が湧いて来るのを感じています。
特にコードを弾いた時のこのギターの音の気持ち良さはスペシャルです。きっと僕の演奏を想像しながら、僕が気持ち良くなる様な音が出る様にと作ってくれたギターなのではないのかと自分なりに勝手に決めています。😄
最近このWebsite 上で僕が演奏する曲の事などが書かれていましたね。
昔からずっと僕の音楽を聴いて来てくれている人達(山本君もその1人)が書いてくれているその内容を読む事で久しく自分で忘れかけていた事に気づかされたりもしています。
周りの人々から素晴らしいアドバイスをもらっているんだなと思うのです。感謝感謝です !
僕はつくづくラッキーですね。
理想的な状況から生まれたこのギターは今の僕にとっては最上の最高の贈り物となりました。
このギターにさらなる課題は実戦に向けてのタフさを求めています。一本のギターでソフトからハードまでいろんなタイプの音楽に対応出来るのが僕の理想です。
どうなって行くのか本当に楽しみです。
もうすぐですね、又会場でお会いしましょう。
3月15日 2019年
MASUO
Happy New Year 2019 ! from the Lake
01-02,2019